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信書も送れる!レターパックとスマートレターの違いは?利用シーンや選び方まとめ

信書も送れる!レターパックとスマートレターの違いは?利用シーンや選び方まとめ

郵便や荷物を送るためのサービスは、似た名前のものが多く、一体何が違うのか・どれを選んだら良いのかが分かりづらいですよね。

以前、郵便(手紙・はがき)のオプションサービスである「速達」「書留」「特定記録」について、そのサービス内容の違いや利用シーン・選び方を記事にしたところ、とても多くの方に見ていただいているので、「あ、よくわからなくて迷っているのは私だけじゃないんだ!」と気付きました。

そこで今回は、郵便サービスの違いをハッキリさせちゃおう企画の第2弾!

専用封筒を使って送る、似たものサービスレターパック」と「スマートレター」の違いについて、わかりやすくまとめます!

レターパックとスマートレターについて知ろう

まずは共通点をチェック!

「レターパック」と「スマートレター」とは、ひとことで言うとどんなサービスなのか?
それはこれらのサービスの共通点を知ることで掴むことができます!
箇条書きでまとめます。

レターパックとスマートレターの特徴
  • 専用封筒(レターパック/スマートレター)の購入が必要
  • 全国一律料金
  • 信書も送れる
  • 損害賠償はなし

どちらも専用封筒の購入が必要で、全国一律料金で送れるという点が共通しています。

信書とは?

レターパックとスマートレターでは、信書も送ることができます。

信書とは、手紙やはがき、請求書等のことで、原則として日本郵便などの信書便事業者が扱うサービスでしか送ることができません。

信書とは?

「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」です。

(郵便法第4条第2項)

ちなみに、罰則規定があり、郵便・信書便以外で信書を送ると、送り主は罰せられます

それではちょっと寄り道して、信書についてまとめます。

信書に該当する文書と信書に該当しない文書の一覧
信書に該当する文書と信書に該当しない文書の一覧

はい。信書に該当する文書と、信書に該当しない文書をずらりと並べてみました。

受取人に対する自己の意思・思想・感情の伝達のための書類が信書にあたるのですが、はっきり言って信書の定義はわかりにくいです!

個人情報に関わる書類」、「証明書類」、請求書・契約書などの「〇〇書」と名の付くもの、もっとざっくり言うと他人が簡単に見るべきでない大事な書類、これらはだいたい信書です。

でも個人情報を含むかどうかで信書かそうでないかが判断されるわけではないので、そこは誤解しないでくださいね。

正当な理由がないのに勝手に他人の信書の封を開けると、信書開封罪という罪に問われるくらい、信書というのは大事な書類なのです!

刑事罰も設けられているんですよー!ちなみに家族や恋人同士でもダメです。

信書についてもっと詳しく知りたい方は、総務省のページを見るのが確実です。
信書のガイドライン|総務省

レターパックとスマートレターのサービス比較

ここでようやく本題です。

表にするのが一番わかりやすいと思うので、レターパックとスマートレターのサービス内容を表にまとめました。

まず大前提として、先述した通りレターパックとスマートレターには専用封筒があり、この封筒を購入して送ることになります。だから全国一律料金なのです。

出典:レターパックとスマートレターって何が違うの?|郵便局のネットショップ

レターパックプラスレターパックライトスマートレター
サイズA4サイズ(34cm×24.8cm)A4サイズ(34cm×24.8cm)A5サイズ(25cm×17cm)
厚み3cm以上でも可3cm以内2cm以内
重さ4kg以内4kg以内1kg以内
料金全国一律600円全国一律430円全国一律210円
信書
追跡サービス×
補償(損害賠償)なしなしなし
発送の仕方ポスト投函
郵便局窓口
集荷
ポスト投函
郵便局窓口
ポスト投函
郵便局窓口
配達(授受)方法対面
受領印or署名
郵便受け郵便受け
土日祝の配達〇土日祝も配達〇土日祝も配達×土日祝は配達しません

レターパックとスマートレターのサービスの違いは、送るものの大きさや重さの他、追跡サービスの有無や土日祝の配達の有無となります。

どれも損害賠償はありませんのでご注意ください。

レターパックとスマートレター、どんな場面で使う?

レターパックとスマートレターのサービス比較がすんだところで、実際の利用シーンについて考えます。

まずレターパックとスマートレターの強みと言ったらなんといっても信書が送れること!
そして厚みのあるものでも送ることができるということになります。

注意すべきことは、万一配送途中に事故があった場合でも損害賠償は行われないということ。

損害補償が必要な場合は、他のサービスを利用しましょう。

レターパックとスマートレターの利用シーン

  • 信書(手紙・請求書など)の発送
  • 厚みのあるカタログ等の発送
  • 書類・書籍・本の発送
  • CD・DVDなどのディスク類の発送
  • 洋服や装飾品など、衣類の発送
  • オークション商品の発送
  • メルカリなど、フリマアプリでの商品の発送

レターパックプラスなら、追跡サービス付き+対面配達で受領印ももらうので、確実に相手に届いたことが確認できて安心です!

対面配達は必要ないけれど、追跡サービスはあった方が良いなという場合は、レターパックライトがおすすめです。

スマートレターは 料金が安い分、郵便受けへの配達であり追跡サービスもないので、相手に確実に届けたい重要書類の送付にはお勧めしません。

レターパック、ライトとプラスどっちを選ぶ?

A5サイズで厚さが2cm以内に収まるものを送るときは、一番安価なスマートレターを選ぶのが良いですが、A4サイズのものを送るときにレターパックライトかレターパックプラスのどちらを選べば良いのか迷いますよね?

追跡サービスができることと、損害賠償がないのはどちらも共通しているので、下記の2点が検討ポイントとなります。

①荷物の厚さは?

レターパックライトとレターパックプラスのどちらを選ぶか迷ったときは、まずは送るものの厚さを確認しましょう。

厚さが3cm以内なら、レターパックライトでも送れますが、厚さが3cmを超えている場合はレターパックプラスでなければ送れないため、レターパックプラスを利用しましょう。

②郵便受けへの配達で良い?

次に、配達方法を検討します。

相手に対面で届けて受領印ももらうのが「レターパックプラス」、相手先の郵便受け届くのが「レターパックライト」です。

郵便受けへの配達で構わないのであればレターパックライトの方が安価で送れます。

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