

支払いや振込など、お金を動かすことを表す言葉には、送金・振込・払込・振替などがありますが、それぞれの意味や違いを理解できていますか?紛らわしいと思いませんか?
よくわからないけどなんとなくやり過ごしている人も多いと思います。
ここでハッキリと整理してみましょう。シンプルにわかりやすくまとめていきます!
目次
まずは、「送金」「払込」「振込」「振替」それぞれの意味を表にしてみました。
これら4つに共通しているのは、すべてお金を移動する手段だということです。動かす資金の種類や相手、移動方法が異なります。
送金 | 現金や口座残高などの資金を、手渡し以外の手段で(金融機関を介して)動かすこと |
払込 | ゆうちょ銀行での、現金の送金方法 |
振込 | 他の銀行口座へ資金を移動する方法 |
振替 | ・同一銀行同一支店内の本人の口座間の資金移動(普通預金から定期預金に振替える等) ・ゆうちょ銀行では、ゆうちょ口座間の送金のこと(本人名義同士でない場合も含む) |
振込も振替も払込も、送金の一種であると言えます。
送金には、これら以外に「現金書留」や「郵便為替」「小切手」なども含まれます。
これからもっと詳しく解説していきます。
払込とは、ゆうちょ銀行における 現金による送金方法のことです。
▼払込の例
振込とは、他の口座に資金を移動する方法のことです。
上記のどちらも「振込」です。
一般的には、他人の口座へお金を入金させることを振込と言います。
本人名義の口座間の送金であっても、異なる銀行口座への資金移動の場合は振込を行います。
「口座振込」「現金振込」という言葉もよく聞きますが、これらの違いは振り込む資金が現金なのか口座残高なのかの違いです。
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振替とは、一般的には 同一銀行内の本人の口座間で資金移動をすることです。
たとえば、ひよこ銀行ヒヨコ支店に、hiyoko名義で「普通預金口座」と「定期預金口座」をもっている場合に、普通預金から定期預金にお金を移す行為が「振替」です。
この場合の振替では、手数料がかかりません。
たとえば、ひよこ銀行のhiyoko名義口座から、にわとり銀行のhiyoko名義口座へお金を移す場合は、どちらも本人名義の口座間移動ですが銀行が異なるのでこれは「振替」ではなく「振込」となります。
「振替」と似た言葉で「口座振替」というものがあります。
口座振替とは、料金やクレジットカードの支払い等を口座から自動的に引き落とすサービスのことであり、先述した「振替」とは全く意味が異なります。
混同しないように注意してください。
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ゆうちょ銀行は、ゆうちょ口座同士での送金方法を「振替(電信振替)」といいます。
本人名義の口座間の移動でなく、他人の口座への送金であっても、双方がゆうちょ口座同士であれば、「振替」です。
同じ「振替」でも、ゆうちょ銀行と一般的な銀行とでは意味が異なるので注意してください。
口座振替とは、銀行が 各種料金やクレジットカードの支払い等を、口座から自動的に引き落とす決済サービスのことです。
たとえば「毎月の水道料金や電気代が口座から引き落とされる」「生命保険料が毎月26日に銀行口座から引かれる」こういったものが口座振替です。
自動的に引き落とされるとはいえ、口座振替を行うためにはあらかじめ申込手続きが必要です。
口座振込と口座振替は、まったく意味が異なります。
似ている言葉なので混同しやすいですが、きちんと意味と違いを理解しておきましょう。
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