春の訪れにはまだ早い2月下旬。コンコンと窓ガラスのノックの音がします。
外の様子を伺うと、茶色のコロンとした小鳥が地面を突ついています。
どうやら建物から放出された熱で雪が溶けた地面を狙って、食べ物を啄んでいるようでした。
さて一体、この鳥は何という名の鳥なのでしょう?
特徴から調べると「シメ」という渡り鳥であることがわかりました。
シメの特徴は?
WEB検索で名前を調べるにも特徴が必要。
スズメよりもシャープな姿・顔立ちで、体も大きく見えます。
・茶色の羽
・大きな嘴(くちばし)
・尾羽は短めで白斑がある
・目元は黒く縁どられている
特徴をキーワードに入れると、ノックしている小鳥と同じような鳥の画像が出てきました。ここで、訪問者は「シメ」である事が判明しました。
毎年来ていた?渡り鳥のシメ
シメは渡り鳥で、日本では北海道や本州の中部地方より北で繁殖するそう。
また山林から平地に生息し、市街地でも見る事ができる鳥でした。
今まで気が付かなかっただけで、毎年餌を探しにきていたのかもしれません。
写真を撮る為に近寄ると雪の上に避難します。ぴょんぴょん逃げ回る姿が、かわいらしく癒されます。
ガラス窓をノックしているような音は、基礎ぎりぎりの地面にいる虫(?)を啄もうとするときに、体が当たってノックのように聞こえていました。
姿を見る事ができたのは1週間ほどでした。
沢山食事をして、また次のえさ場に向かったのかもしれませんね。
それではまた来年、その姿を見せに来てくださいね。
シメ( 鴲 )
別 名:蝋嘴鳥(ろうしょうちょう)
鳴き声:シー
全 長:18cm