ビジネスメールの基礎知識｜TO、CC、BCCの意味は？特徴と違いを解説

メールを送るときの宛先設定として「To」そして「Cc」「Bcc」の3つの項目があります。

ここではメールの送受信をするなら知っておくと便利なTO、CC、BCCの違いと使い分けについてまとめます。

TO、CC、BCCの意味

TOはメールを送る宛先で、CCとBCCは同じメールを複数人に送るときに使う機能です。

TO、CC、BCCそれぞれの特徴は以下の通りです。

TOの意味と特徴

TOはメールの宛先です。
メールを見て処理や作業をしてほしい人をTOに入れます。

メールを送るときは、「To」にメールアドレスを入力しなければなりません。

複数の宛先をTOに入れることもできます。

TOに入力されているメールアドレスは、CC・BCCを含めたすべての受信者に表示されます。

CCの意味と特徴

CCはカーボンコピー（Carbon Copy）の略で「複写」という意味です。

TO（宛先）に送ったメールの内容を共有したい相手のメールアドレスを入力します。

参考や情報共有のために送りたい人がいるときに使い、「確認のため」「念のために見ておいてほしい」という意味で送るイメージです。

TO（宛先）の相手が主としてやりとりする相手となるため、CCの人は原則返信や処理は行いません。

TOと同様、メールの受信者全員がCCに設定されたメールアドレスを見ることができます。
ですので、メールのやりとりを共有していることが知られたくない場合はCCで送信しないようにします。

CCを使う場面

CCは、TOに送ったメールの内容を共有したいときに使うので、たとえば

• 上司や自分以外の担当者等にも見てほしい、確認しておいてほしいとき
• 同時に報告したいとき

などにCCを使います。

CCを使ってメールを送るときは、本文中に宛名を明記するのが望ましいです。

　株式会社マナビト
マナビト課　うさぎ様
（CC：かめ様）

いつもお世話になっております。
・・・

BCCの意味と特徴

BCCはブラインドカーボンコピー（Blind Carbon Copy）の略です。

CCと同じく、TO（宛先）に送ったメールの内容を共有したい相手のメールアドレスを入力しますが、BCCに入れたメールアドレスは他の受信者に表示されません。

ですので、メールを共有していることを伏せたいときや、複数の送信先間で他の受信者にメールアドレスが見えないようにしたいときに利用します。

一斉送信のときに多く使われます。

BCCの人は原則返信や処理は行いません。

※BCCの人がTOやCCに対して返信を行った場合、返信先に含まれる相手にはメールアドレスが表示されます。

BCCを使う場面

TO、CC、BCCの受信者に、他の受信者がいることや他の受信者のメールアドレスがわからないようにメールを送りたいときにBCCを使います。

たとえば

• 面識のない複数の相手に同じメールを送るとき
• 取引先へのメールを、自社の上司にも見ておいてほしいとき
• 複数の取引先企業へ、休業のお知らせ等を送信するとき

などにBCCを使います。

一斉送信のときなどはメールの本文中に「一斉配信のためBCCで失礼いたします」等とひとこと添えた方が良いとも言われています。

CCとBCCの違い

CCとBCCはどちらも、TO（宛先）に送ったメールを共有したい場合に使用しますが、この2つの違いはメールアドレスが受信者に表示されるかされないかです。

メールを受信するメンバー全員に共有したい宛先は「CC」に、メール送信者以外には伏せたい場合は「BCC」を使います。

注意点

TO（宛先）、CC、BCCを使うときの注意点をまとめました。

まとめ

改めて、TO、CC、BCCに入力するメールアドレスについて簡単にまとめます。

それぞれの意味と使い方を覚えることで、安全でスマートにメールのやりとりができますね。